タラバガニとズワイガニ、どちらが美味しいのか?その違いとは?
リアルに比較するために、実際の商品を大人5人と子供2人で食べ比べをしてみました。
用意したのは、かに本舗さんの超特大サイズの生ずわい蟹と、北釧水産さんの本タラバしゃぶと本ズワイガニです
どれも大型で食べ応えがあるものばかりです。
結果は以下のとおりです。
- どちらが美味しいかは、好みによって分かれるところ
- 弾力のある食感と食べ応えを求める人にはタラバガニがおすすめ
- 濃厚な味わいで旨みと甘みを求める人にはズワイガニがおすすめ
今回は、これらの結果を含めて
- タラバガニとズワイガニの特徴と一般的な味の違いを比較
- タラバガニとズワイガニを食べ比べした感想と味わいを比較
- タラバガニとズワイガニの栄養面での違いを比較
- タラバガニとズワイガニのおすすめの食べ方
という内容で解説しますので、是非参考にしてみてくださいね。
タラバガニとズワイガニの特徴と一般的な味の違いを比較

タラバガニとズワイガニは、どちらも日本を代表する高級食材です。どちらも甘みのある身が特徴ですが、味わいにはいくつかの違いがあります。
タラバガニの特徴と味
タラバガニは、英語でRed king crabといい、まさに「蟹の王様」です。日本では、北海道やオホーツク海で獲れるカニです。両脚を拡げると幅が1m以上になるものがある大型のカニで、脚の太さや身の大きさがズワイガニよりも大きいのが特徴です。
タラバガニの身は、ズワイガニよりもあっさりとした味わいです。また、身が締まっているため、しっかりとした歯ごたえと食べ応えがあります。
ズワイガニの特徴と味
ズワイガニは、「カニの女王」とも呼ばれ、北海道、日本海西部、日本海北部、三陸沖合などで獲れるカニです。タラバガニよりも小ぶりですが、身が引き締まっていて甘みがあるのが特徴です。
ズワイガニの身は、タラバガニよりも濃厚な味わいです。また、身が繊細で柔らかくジューシー、甘みが強いのが特徴です。
一般的なタラバガニとズワイガニの特徴と味の比較
一般的なタラバガニとズワイガニの特徴と味を以下の比較表にまとめました。
| 項目 | タラバガニ | ズワイガニ |
|---|---|---|
| 身の大きさ | 大きい | 小さい |
| 味わい | あっさりとして淡泊な味わい | 濃厚な味わいでジューシー、甘みが強い |
| 食感 | 身が締まっていてぷりっぷり | 上品かつ繊細で柔らかい |
タラバガニとズワイガニを食べ比べした感想と味わいを比較

それでは、実際にタラバガニとズワイガニ食べ比べした感想と味わいを比較します!
それぞれのむき身を用意し、かにしゃぶにして食べてみることにしました。
今回は、家族と一緒にいただきましたので、大人の感想だけでなく、子供リアルな感想や色々と意見が出ましたので以下にまとめました。
タラバガニを食べた感想や美味しかったところ

タラバガニを食べた感想と美味しかったところは以下のとおりです。
- 口の中でむにゃむにゃとした感じだった(子供)
- ぷりぷりというよりモチモチとした食感
- 身が締まっていて食べ応えが良かった
- デカい!太くて大きいので食べる前からワクワクした(子供)
- 甘みは少な目だったが濃厚な味わいだった
- ムチムチとした食感だったけど、とろける旨さが良かった!
- もっと食べたい!(子供)
- 弾力のある食感がたまらない

今回用意したタラバガニは、タラバガニ生むき身 総重量 1kg 前後 (10~15本前後×1袋) です。
しっかりと身が詰まっており、特大の大きさがあって食べ応えが満点です。
まさに圧巻の食べ応え!
ザ!タラバガニって感じでした(;^ω^)
ズワイガニが美味しかったところ

ズワイガニを食べた感想と美味しかったところは以下のとおりです。
- 食べたらとろけるようになくなった(子供)
- 抜群のジューシーさ!口の中で広がる美味さが良かった
- めちゃうまかった、また食べたい(子供)
- しっかりと火を通すとぷりぷり、サッと火を通すとふわっとした食感
- 甘みと旨味が思っていた以上に味わえて大変満足
- 濃厚な味わいだったけど癖がなく、ヘルシーさを感じた
- 嚙みしめる食感はなかったけど、ふわふわとした食感が癖になる
- 爪の部分のぷくぷくした食感が別格だった
タラバガニとズワイガニを身の大きさ・色・食感・味わいで比較する

| 項目 | タラバガニ | ズワイガニ |
|---|---|---|
| 身の大きさ | 大きい | タラバガニと比べと小さめ |
| 食感 | 弾力があり、ムチムチしていている | 柔らかくて、ぷりぷりしている |
| 色 | 赤みを帯びている | 白っぽいがやや赤みもある |
| 味わい | ・あっさりとして淡泊な味わい ・身が詰まっており、食べ応えがある ・中まで火を通すとモチモチした旨さ | ・旨みが濃厚でジューシー、甘みが強い ・サッと火を通すととろける旨さ ・中まで火を通すとぷりぷりの旨さ |
タラバガニとズワイガニを比較すると、どちらも特徴があり違いがあることが分かります。
特に食感の差は歴然で、タラバガニの食感はひときわ弾力を感じるものです。
一方、ワイガニは甘みとジューシーさ、軽く火を通した時のとろける感がたまりません。
どちらも旨さは抜群で、人気の高級食材と言われるだけあります。
まとめると以下のようになります。
- どちらが美味しいかは、好みによって分かれるところ
- 弾力のある食感と食べ応えを求める人にはタラバガニがおすすめ
- 濃厚な味わいで旨みと甘みを求める人にはズワイガニがおすすめ
タバラガニとズワイガニのどちらにしようかと悩んでいる方は、是非参考にしてくださいね。
タラバガニとズワイガニの蟹みその違い

あと、タラバガニとズワイガニの蟹みその違いですが、
- タラバガニの蟹みそは、そもそも食べられない
- ズワイガニの蟹みそは、甘くてコクのある濃厚な味わい
ネットを見るとタラバガニの買ってみたけど、蟹みそがない?と残念がっている方がいます。
しかしながら、タラバガニの蟹みそは火を通しても固まらず、溶けてしまって流れ出てしまいます。
そのため、最初に取り除かれて、ほぼ口にすることはありません。
タラバガニとズワイガニの蟹みそを比較もできませんので、あしからずご容赦ください。
タラバガニとズワイガニの栄養面での違いを比較
せっかくの高級食材ですので、タラバガニとズワイガニを栄養面でも比較してみましょう。
タラバガニとズワイガニは、ともに高たんぱくで低脂質の優れた食材です。しかし、それぞれの栄養価には違いがあります。
タラバガニとズワイガニの成分表と、18~29歳の方が1日に必要とする栄養をまとめました。
| 成分表 | 1日に必要な栄養 | |||
| 項目 | たらばがに(生) | ズワイガニ(生) | 男性 | 女性 |
| エネルギー | 56kcal | 59kcal | 2650kcal | 2000kca |
| 水 分 | 84.7g | 84.0g | 体重1kgにつき約35ml | |
| たんぱく質 | 13.0g | 13.9g | 65g | 50g |
| 脂質 | 0.9g | 0.4g | 50g~60g | 50g~60g |
| 炭水化物 | 3.1g | 3.7g | 250g~325g | |
| 食物繊維 | 0g | 0g | 21g以上 | 18g以上 |
| コレステロール | 34mg | 44mg | 200㎎以下 | 200㎎以下 |
| ナトリウム | 340mg | 310mg | 7.5g未満 | 6.5g未満 |
| カリウム | 280mg | 310mg | 2500mg | 2000m |
| カルシウム | 51mg | 90mg | 800mg | 650mg |
| マグネシウム | 41mg | 42mg | 340mg | 270mg |
| リン | 220mg | 170mg | 1000mg | 800mg |
| 鉄 | 0.3mg | 0.5mg | 7.5mg | 月経なし6.5mg 月経あり10.5mg |
| 亜鉛 | 3.2mg | 2.6mg | 11mg | 8mg |
| 銅 | 0.43mg | 0.35mg | 0.9mg | 0.7mg |
| マンガン | 0.03mg | 0.02mg | 4.0mg | 3.5mg |
| ビタミンE | 1.9mg | 2.1mg | 6.0mg | 5.0mg |
| ビタミンB1 | 0.05mg | 0.24mg | 1.4mg | 1.1mg |
| ビタミンB2 | 0.07mg | 0.60mg | 1.6mg | 1.2mg |
| ナイアシン | 2.1mg | 8.0mg | 15mg | 11mg |
| ビタミンB6 | 0.14mg | 0.13mg | 1.4mg | 1.1mg |
| ビタミンB12 | 5.8μg | 4.3μg | 2.4µg | 2.4µg |
| 葉酸 | 21μg | 15μg | 240µg | 240µg |
| パントテン酸 | 0.65mg | 0.48mg | 5mg | 5mg |
| ビオチン | 4.9μg | 3.0μg | 50µg | 50µg |
| ビタミンC | 1mg | Tr | 100mg | 100mg |
| 食塩相当量 | 0.9g | 0.8g | 7.5g未満 | 6.5g未満 |
参考:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年
参考:大塚製薬 カロリーメイト
タラバガニは、ズワイガニに比べて、脂質、銅、リン、ビタミンB12がやや高くなっています。特に、ビタミンB12は、1日の推奨量の2倍以上含まれています。
ビタミンB12:赤血球の生成や神経系の働きなどに欠かせない栄養素です。
銅:鉄の吸収を助け、赤血球の生成に必要な栄養素です。
一方、ズワイガニは、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンがやや高くなっています。特にビタミンB2は、1日の推奨量の半分が含まれています。
ビタミンB2:エネルギー代謝や皮膚や粘膜の健康維持などに欠かせない栄養素です。
ナイアシン:糖質、タンパク質、脂質のエネルギー代謝をスムーズにしています。 また、脳神経の働きを活性化する役割があります。
また双方に亜鉛、ビタミンEが多く含まれています。
亜鉛:タンパク質の合成や、皮膚・粘膜・味覚など健康を保つ重要な栄養素です。
ビタミンE:脂肪酸の酸化を防ぐ抗酸化作用があり、美肌にも役立つ栄養素です。
このように、タラバガニとズワイガニは、どちらも栄養価の高い食材ですが、それぞれの特徴があります。
- ビタミンB12やナイアシンを摂りたい場合は、タラバガニがおすすめ
- ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンを摂りたい場合は、ズワイガニがおすすめ
まとめるとこのようになります。
タラバガニとズワイガニのおすすめの食べ方
ここでは、かに鍋やかにしゃぶ以外で、おすすめのタラバガニとズワイガニの食べ方を紹介します。
タラバガニのおすすめの食べ方

タラバガニのおすすめの食べ方は、焼きガニです。
焼きガニにすると、身に脂がのってより美味しくいただけます。茹でガニにすると、身がプリプリとした食感を楽しむことができます。
タラバガニは、七輪や炭火で焼くと本来の味を最も美味しくいただくことができますが、もっと手軽に焼きガニを楽しみたいのならホットプレートがおすすめです。
バターをちょっと加えてバター焼きにしても、美味しくいただくことができます。
特に生タラバガニは、手間を掛けて自宅で茹でたり蒸したりするよりも、冷凍のまま調理できるのでおすすめです。
ズワイガニのおすすめの食べ方

ズワイガニのおすすめの食べ方は、甲羅焼きした蟹みそに蟹身を付けて食する方法です。
タバラガニでは味わえない贅沢な食べ方です。
コクのある濃厚な味わいの蟹みそに蟹身を合わせることで、ズワイガニの旨さの醍醐味を丸ごと味わえます。ちょっと贅沢な絶品の味わいです。
まとめ
今回の記事「タラバガニとズワイガニの違いを徹底比較!どっちが美味しい?」はいかがだったでしょうか?
まとめると、
美味しさ
- どちらが美味しいかは、好みによって分かれるところ
- 弾力のある食感と食べ応えを求める人にはタラバガニがおすすめ
- 濃厚な味わいで旨みと甘みを求める人にはズワイガニがおすすめ
- バーベキューなど焼きガニなら!タラバガニがおすすめ
蟹みそについて
- タラバガニの蟹みそは、そもそも食べられない
- 蟹みそを堪能したいならズワイガニ!甘くてコクのある濃厚な味わい
栄養面
- ビタミンB12やナイアシンを摂りたい場合は、タラバガニがおすすめ
- ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンを摂りたい場合は、ズワイガニがおすすめ
とこのような内容にまります。
購入の際には、これらを是非参考にしてみてくださいね。
最後に:タバラガニとズワイガニの食べ比べした商品を紹介
最後に本記事で食した商品を紹介します。
まずはマルゲン後藤水産さんのタバラガニです。

タラバガニのむき身の中でも圧巻の大きさ!
特有の肉厚で食べ応え抜群!
むちむちの身質とかに本来の甘味が、口に中でとろけるように広がります。
また、サイズも1kgの他に2kgもあり、予算にあったタバラガニを見つけやすくなっています。
次はかに本舗さんのズワイガニです。

かに本舗さんで、最も大きなサイズで滅多に獲れない希少種の10Lから8Lサイズのズワイガニになります。
こちらも、負けずにデカいサイズで抜群の食べ応えがありました。
味に奥行きがあり、ふわふわとジューシーがお口の中でふくらみます。
容量は1㎏と3kgあり、コスパ抜群の3kgがさらにおすすめ!
また、半むき身ですので、お鍋に入れるとズワイガニの旨みがダシにも浸み、絶品の雑炊で〆ることができますよ。

ズワイガニのサイズは、正直各社バラバラです。詳しく知りたい方は下記の記事をご覧くださいね。
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