タラバガニは、日本を代表する高級食材です。年末年始など年に一度の楽しみにしている人も多いのではないでしょうか?
そんなタラバガニを購入の際に、大きさの目安にするのが「L」です。
6Lや9Lなど数字が大きくなれば、タラバガニのサイズも大きくなりますが、
でもこの「L」の基準や規格は?
と気になりますよね。
でも実はこれ!
通販会社が独自に決めているもので、大きさや重量の基準が違うんです。
そのため、サイズ表記の「L」だけでは他社間の比較には使えないようです。
さらに、6Lと9Lのズワイガニのサイズを実際に購入して2社で比較してみましたが、大きさ(長さ)はあまり関係なかったという事実も今回発見!
この記事では、タラバガニのサイズ「L」の大きさ(長さ)や重量の違いをさらに詳しく解説します。
実際に購入したので違いが視覚でも分かるようになっていますので、タバラガニのサイズ選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
タラバガニのサイズ「L]とは何?

まず、タラバガニのサイズを表す「L」とは、タラバガニの1肩あたりのサイズのことです。
この1肩とは、「セクション」とも言われ甲羅とエラなどを取り除いた肩から脚の部分を指します。
つまり、タラバガニの肩脚だけの部位のサイズが、「L」という単位で表示されているわけです。
私たちが販売サイトで見るサイズには「6L」や「9L」といった記号が使われ、「L」の数字が大きくなるほど1肩あたりのサイズが大きくなります。
でも販売時の明確な規格がないため、販売業者が独自で基準を設けている規格ですので、
「同じ6Lサイズなのに長さや重量が違うのはなぜ?」
または、
「A社の6LとB社の9Lサイズはどれほど大きさや長さの違いがあるの?」
などの疑問が出てくるんですよね。
会社によっては、「超特大」や「特大」などで表記されている場合もあるので、さらに混乱。
そして産地でセクションにした場合、その輸入先の産地ごとにサイズは異なり、
「アラスカ産」は太くて短くて、「ロシア産」は細くて長いなどの特徴があったりなど、
まさに「カオス」!
加えて、冷凍時には表面を覆う氷の膜(グレース)の重さを含んでいるため、重量表示は①総重量や②氷を含まないカニの実際の身の重さのNET(ネット)で表すので、商品によってはどちらの表示なのか分からない場合もあります。
正直、他社間での商品比較時の「L」というサイズ表記は無意味。
ましてや「超特大」や「特大」などの表記もあるので、大きさを比較判断するには使えません。
ここでポイントですが、
比較するならサイズ表記の「L」よりも「重量」を基準にしてください。
間違っても「大きさ(長さ)」で判断しないように。
この理由を次の章で実物を使ってお話をしますね。

少しでもお役に立てるように、この章の冒頭にタラバガニ肩脚サイズの目安表を掲載しました。是非参考にしてくださいね。また参考にした販売会社と価格の目安も以下に掲載しておきます。(下のボックスをクリックすると開きます。)
| サイズ表記 | 肩脚1肩総重量 (冷凍状態時) | 長さ | 目安価格 | その他の呼称 |
| 10L | 2.2kg | 55㎝前後 | 20,000円~15,000円 | |
| 9L | 2kg | 52㎝~55㎝前後 | 19,000円~16,000円 | 超特大:ますよね2kg |
| 8L | 1.5kg~1.8kg | 47㎝~53㎝前後 | 16,000円前後 | |
| 7L | 1.3kg~1.6kg | 43㎝~45㎝前後 | 10,000円前後 | 超特大:甲羅組1.5kg |
| 6L | 1.1kg~1.4kg | 40㎝~43㎝前後 | 9,000円前後 | |
| 5L | 1kg~1.2kg | 40㎝前後 | 8,500円前後 | 特大:ますよね1kg 特大:甲羅組1kg |
| 4L | 800g~1kg | 38㎝前後 | 8,000円前後 |
実際にタラバガニの6Lと9Lを2社で大きさを比較

ここでは実物を使って、実際にタラバガニの6Lと9Lを2社でその大きさを比較してみます。
今回用意したのは、
- 6Lは、かに本舗の「特大6Lボイルたらばがに肩脚1肩(総重量約1.5kg)」
- 9Lは、楽天市場グルメの王様の「タラバガニ2kg 極太9Lサイズ 冷凍総重量 2kg前後」
です。
先入観がないように、最初はサイズ表記を伏せておきますね。
6Lと9Lでは大きさ(長さ)は、あまり違いがなかった

まず「大きさ(長さ)」ですが、どうでしょうか?
見た目は右の方が少し大きい感じがしますよね。

実際、3㎝ほどの差があります。

双方の長さは、左は約47cm、右は約50cmってとこです。
ですので、よく販売サイトに表記されている「大きさ(長さ)」で言えば、右のほうが大きいサイズです。
つまり左が「6L」で、右が「9L」となりますが、

実は逆で、左が「9L」で、右が「6L」なんです!
当然、サイズ表記が大きいほど、大きさ(長さ)があると思い込んでいたので、最初私もびっくりしました。
これが間違っても「大きさ(長さ)」で判断しないようにという理由です。
またアラスカ産は太くて短くて、ロシア産は細くて長いなどの特徴もありますので、そのため「大きさ(長さ)」はあくまでも参考程度にしてください。
では、何が違うのでしょうか?
6Lと9Lでは大きさ(太さ)は、明らかに違いがある

実は、「大きさ(長さ)」だけでなく、(太さ)が異なるのが原因です。

2つを比べると太さの違いが分かると思います。


1肩の幅とも言うのでしょうか、左の9Lサイズのほうが大きさです。

このように、タバラガニ1肩あたりのサイズは、脚の長さだけでなく太さも関係していることが分かります。
タラバガニを他社で比較するなら重量で比較
カニ通販サイトでは、
- 何L
- 大きさ(長さ・太さ)
- 重量
で大きさの判断します。
ここまでお読みいただいた方ならもう分かると思いますが、
タラバガニの1肩あたりの大きさを他社間で比較するなら、何Lや大きさ(長さ・太さ)でなく、重量で比べることがポイントです。

重量なら間違いなく他社間でも比較ができます。
では違いを実際に測ってみましょう。
こちら9Lの、楽天市場グルメの王様「タラバガニ2kg 極太9Lサイズ 冷凍総重量 2kg前後」です。
計測すると2.2kgもありました。
ここで再度言いますが総重量とは、表面を覆う氷の膜(グレース)の重さを含んだもので、まさにこの状態です。

こちらは6Lサイズのかに本舗「特大6Lボイルたらばがに肩脚1肩(総重量約1.5kg)」です。
こちらも1.66kgと販売サイトの表示よりも重く、どちらも良心的だとも分かりました(^.^)
ただここで注意点が1つあります。それは重量表記には2種類があり
- 総重量≫表面を覆う氷の膜(グレース)の重さを含んでいる重量
- NET(ネット)≫氷を含まないカニの実際の身の重量
これらを混在して比較しないようにしてください。
実際の可食部の量を正確に把握するなら、NET(ネット)で比較するのがベストですが、販売サイトや商品によっては記載のない場合や紛らわしい場合があります。
そのため、比較するならそのタバラガニの肩脚のサイズ表記が、総重量なのか、NET(ネット)なのかをしっかりと把握することが大事です。
まとめ

いかがだったでしょうか?今回は「タラバガニのサイズ「L」って何?6Lと9Lを2社で実際に比較してみた!」をテーマに詳しく紹介しました。
まとめると
- タラバガニのサイズを表す「L」とは、タラバガニの1肩あたりのサイズ
- サイズは、業者が独自で基準を設けている規格のためサイズはバラバラ
- 規格の一つ、大きさ(長さ)は、他社間の比較においては参考程度に留める
- 他社間なら重量で比較するのが最も正確に比較ができる
- 重量の比較の際は、総重量なのか、NET(ネット)なのかをしっかりと把握する
となります。
これらを参考にして他社間で比較して、ほしいサイズのタラバガニをGETしてくださいね。

最後に今回比較に使ったタバラガニは、
- 6Lは、かに本舗の「特大6L総重量約1.5kg(16,800円)」
- 9Lは、楽天市場グルメの王様の「 極太9Lサイズ 総重量2kg(15,900円)」
どちらも良心的で安心できる総重量で、かなりおすすめできる商品ですよ。





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